5年以上電子書籍をつかってみた話。

5年以上電子書籍をつかってみた話。

以前、本棚を電子書籍化(自炊)してiPadに入れたら、あれこれ良かった話。なんて書いて、手元の文字の本はデジタル化していっていたワタクシですが、昨年ついに本棚のほとんどの本が電子書籍化(自炊)終了。
また、2012年くらいから買う本自体も徐々に電子書籍に切り替えてきて、紙の本を買わない・もたない生活になってきています。


ただ、イラスト集や画集、写真集など色校正が重要な本については手元にのこしているわけですが。本棚次第でインテリアにもなるので良いかなと(笑)

数年前まで本棚が溢れまくってたのに、なんと今はこれしか紙の本をもっていません。これでも多いわ!って思う方もいらっしゃるかもですが、両親も身長より高い本棚から本を溢れさせているタイプだったので、遺伝か学習かわからないけれども、本棚は溢れるものという家で育ったので、はじめはまさかほとんどの本を無くすという方向になるとは思っても見なかったのだけれども、断捨離と同じで、ちょっと初めて、さらに手持ちの半分をやってってなると、残りもいいっかってなるので、はじめちゃえば結果的にこうなります(笑)
こちらの本については中にはもう古いものも多いのですが、中高生時代にお小遣い貯めて買った洋書デザイン本とかもあって完全に処分する気もデジタル化する気もないので、ずっとこのまま持ち続けると思います。

さて、今回はこんな感じで電子書籍を使ってますよというご紹介をして見たいと思います。

漫画は、敢えてブラウザで読む

漫画でも外出中の暇つぶしに読めるようにオフラインで読めるもので買う場合もあるのですが、家で読めば良い本は基本的にはYahooがやっている、eBookJapanにて購入しています。今でこそ、128GBのiPad Mini4をつかっているものの、その前に持っていたiPad Mini(無印)は16GBしかなかった手前ただでも容量が大きいであろう漫画に容量を割くのはな…みたいなところもあり。
リアルの本棚でも、かなりのスペースを漫画にとられていたのだけれども、それはデジタル化したところで同じみたいなところで…。スキャンした文字の本のと何が違うんだと言われそうですが、巻数が違います(切実)
物理的な本棚を圧迫しなくなった代わりに、容量を圧迫し始めます(笑)
別に1冊や2冊ならオフラインでもいいんですけどね。あと、最近はiPadの容量が大きくなったのでhonto.jpで買うものもあったりしますが、それでも1回読んだら良いとかたまに家でしか読まないならば、ブラウザで読むのも有りだなと思うのです。

ちなみになのですが、自炊代行業社では代行禁止作家リストみたいなものに人気漫画家がほとんど入っていること、そもそもの単価が400円程度で自炊代行業社に頼んだ場合は送料込み(割合で計算すると)だと1冊200円程度かかることもあり、紙で所有していた漫画はブックオフ送りにしていて、今後は万一読み返したい場合も電子書籍版で買い直せば良いかなと思っています。そもそも、何度も読み返したくなる漫画って大好きな作品なので、個人的にはもう一度印税払えるなら本望です(笑)

※前提としてなのですが、モバイル回線は格安SIMを月3GB契約(但し常に繰り越しで6GB使えるようにしています)、家では別途光回線を引いています。外出中に通信をケチらなきゃいけないというほどでもないのですが、急いでなくて大容量のものは家でDLしています。

電子書籍の本命販売サイトは?

入門としては、iOSに元から入っているiBookから始まり、次に有名になったKindleをちょっとつかってみたものの、いまのところは大日本印刷系で、丸善・ジュンク堂・文教堂と提携しているhonto.jpで買うことが多いです。単純にアプリの本棚画面がKindleよりも好みなのと(割と大事)、

honto本棚

その他丸善に寄ることがとても多いこと、またhonto withがとても便利で、さすがに他の書店で使うのはマナー違反かなと思いつつも丸善にいって気になった本があったら、とりあえずバーコード読み込みをして全部「欲しい本に追加」を押しておいてあとで電子書籍版があればリストから家で購入したり、紙の本しかなかった場合でも備忘録になるのでリアル店舗との併用ならばかなり便利です。

Check!
書店の在庫を検索:honto with
– Dai Nippon Printing Co., Ltd.

honto.jpのリーダーアプリとは別アプリなのでご注意。「欲しい本」の管理と、バーコードから「欲しい本」に追加できる。このアプリから電子書籍版を買えないという点が残念で、とりあえずここで追加してブラウザでhonto.jpを開いてで購入することになる。
このアプリをチェックする


こんな感じでその場でバーコードを読み込めばリストに入れておけるのでとても便利。スクリーンショットのために手持ちの本を探して見たのですが、紙の本で最近買ったのがこれくらいしかなかった(笑)
アマゾンでも良いのだけれども、私が使うのはほんとに少額とはいえ日本の会社から買えるものは、日本の会社から買った方が結果的には良いきがしていたりして。絶対にこうしなければと思うほどではないので、なければアマゾンを使うのだけれども、一番初めに探すのは日本の会社でとちょっと思ったりしています。

読みたい本が電子書籍での販売がなく、仕方なく紙の本を購入する場合は、楽天やブックオフ(古本が安ければそちらで)で購入して直接自炊代行会社に送って(普通に買うよりも時間はかかるけれども)、手元に来るのはデータだけという形にしています。
自炊本については、相変わらずこちらのアプリを愛用しています。

Check!
Booklover 電子書籍リーダー ZIP/RAR/PDF – Plastic Software, Inc.
右びらき、左びらきが選択可能な他、トリミングや軽い明度補正ができるリーダー。自炊した本をKindleやiBookで書籍を読んでいるのに近い感覚で読めるのがとても良いところ。
このアプリをチェックする

本棚を電子書籍化(自炊)してiPad入れたら、あれこれ良かった話。
こちらのアプリについては、この記事をご参照ください。

Kindle Unlimitedって結局どうなの?

元々はPrime readingで満足していたんですよ。
ただ、先日ついにKindle Unlimitedを契約してしまいまして。ただ、あんまり本を読まなくなったらまた切るんですけど。

ただでもhonto.jpで買ったまま積ん読状態の本もたくさんあるので(笑)

でもね、今までの場合、吟味に吟味に重ねた1冊を買ったまま積んでいたわけなんですが、読み放題だと思うととりあえず気になる作家のKindle Unlimitedを片っ端から読んでしまうわけでして。しかもできるだけ早く契約切らなきゃ!っていう思いがあるから契約中kindleしか開いてませんでした。(結局2ヵ月使ったのですが)
ただ、Kindle Unlimitedを何冊も読んでいて気づいたのは、本屋で売って居るような作家でもプロモーション的な本を除くと、おそらく編集を通してないであろう内容が薄めの量産本を結構出していたりするということ。編集をきっちりと通したものを読みたいのであれば、1冊ごとにお金出して買っ他方がいいのだろうなと思ったりするわけです。
とはいえ、ブログ的な内容であっても本の体裁になって居る方が、そこそこ以上の長さであれば読みやすかったりするので、暇つぶしならばこれはこれでアリだなと思ったりもするのですよね。
でも使って見るほどに、やっぱりちゃんと編集された買い切りの本が欲しくなってしまうという現実が…(笑)
ただ、「暇つぶしに読みたいだけ」みたいな用途であれば、月額980円はなかなかコスパが良いのではないでしょうか。
あと、古典を読もうと思ったらそもそも著作権切れでPrime readingもKindle Unlimitedも必要なく0円だったってのがあったりするのですがそういう本が見つかったりするという点でも1ヵ月なり2ヵ月なりアマゾンの電子書籍サービスにどっぷり漬かって見るのも良いのではないかと思います。

電子書籍を使い始めて変わったこと

本棚の本が500gの板に収まったとかっていう、物理的な話は前回本棚を電子書籍化(自炊)してiPad入れたら、あれこれ良かった話。こちらでかなり書いたので省略します。

別に電子書籍だからということでもなく、時代のせいだと思うのだけれども本を読んでいてよくわからないことを本を読んでいる端末で、気軽にググれるようになって、ひと昔前だったら本の中に写真でも掲載されていない限り、見ることができなかった例えば地球の裏側の全然違う文化の人々のことなどだと、書いてある文章の中で想像することしかできなかったのがその場で正しい姿が画像で見れてしまうというのは便利だなの一言だったり。もちろん小説であれば文章を読んで想像することも楽しいし大事なのだけれども、国語でいうところの説明文的なものであれば、正しい姿が見れるって本当に大事だと思うんだよね。
昔でも、百科事典で調べればそれなりにはわかったはずだと思うのだけれども、それでもやっぱり限界があったわけで。

また、参考文献とかも以前なら「ふーん」と思いながらも、常に大型書店の近所に住んでいるにもかかわらず(高校生まで図書館の隣に住んでいたのと、それ以降も某県最大の書店が近所にあって、おそらく新宿ジュンク堂と同じかそれ以上に大きかったのですよ…)そもそもその本を買った書店で売っているとは限らないと思っていたのでそのままだったのが、読みながら気になればその場で「欲しい本リスト」に入れておくことができるようになったので、Wikipedia巡りならぬ参考文献巡りの旅という新たな読書法が確実にできるようになって、どんどん広がりがでてくるのはとても良いなって思ったりするのです。気軽に本が買えるようになり、出版不況の時代のこのご時世に買って読む本の量が増えました。
参考文献が確実に手に入るって本当にうれしいことで、高校時代から読んでみたいなと思いつつも、値段もわからなかったし、注文するほどでもなかったのだけれども、いろんな本で度々名前が出て来る某ベストセラーの電子書籍版をつい最近手に入れられたのは本当にうれしかったな。
ただ、こんだけ本を買っておきながら「うっ高い」と一瞬躊躇したので、高校時代だったら諦めた値段だと思う、でもよく考えて見たら図書館にリクエスト出して手にはいれば入れてくれそうな本だったのだけれども(笑)

インターネット自体が「参照(リンク)の文化」としてスタートしているのだけれども、本も参照がしやすくなったというのが最大の利点じゃないかなと思ったりします。

これだけインターネットに情報が溢れて居る今、本の体裁じゃなければいけないのか?というと、体裁としてはNOなんだけれども、「出版をするために」編集、作家、そしてその協力者が一丸となって作った作品としての本は、今の所インターネットのメディアよりも濃ゆいものに仕上がっているのは確かなんだよなと思ったりするのです。雑誌の記事程度のものであれば、すでに「もう買わなくて良い」というレベルにたっしているのだけれども、500ページを超えるような本としては、もしかしたら私が知らないだけかもしれないけれども、なかなかインターネットでは転がっていないんじゃないかしら。たまに連載モノで、「これこのままでいいから読みやすい電子書籍にまとめてにくれ」っていうのもあるけれどwそういう方に限って本を1冊も出していないという。
例えばこの方の記事おもしろいんだけれども、ITメディアで毎回8ページとか9ページとかでそれがさらにシリーズ20回だったりするのだけれども、リンクを巡るのが結構めんどくさくて、その煩わしさと引き換え+印税として作家さんに入るなら1000円くらい全然出すんだけどなぁ。
今後はわからないけれども2019年時点では。

余談

これだけ電子書籍を推している私なのですが小学生・幼稚園生の甥っ子に本を贈る場合は、やっぱり紙の本の方が色々無難かなと思ったりして。二人とも元々親のものだったiPad miniは所有しているのだけれども、子供には長時間モニタを眺めさせるよりも紙の方がきっといいよね。という感じで。私自身はもう良い年だし、今の所裸眼生活できる程度の視力があるので問題ないとかんじているのだけれども。アプリも状況や使い方に応じてだと思うけれど、本の形態自体も状況に合わせてですね。

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